カシメ・ハトメ専門店パーツラボ

24mm径「アイレット35」特大ハトメ金具と工具

24mm径「アイレット35」とは

「アイレット35」は、テント、ブルーシートなどに使われるサイズですが、当店ではとくにインテリア用品、カフェカーテンのポールを通す大型ハトメとして使って頂くことが多いようです。

傘径は45mmのため、取付けると4.5cmというインパクトある大きさに。 もちろんハトメですので、直径24mmの穴の周囲には、約10mm幅の均一な金属縁ができます。

そもそもアイレットは、大きいハトメのことで、多くは「座金」と呼ばれる平たいパーツが付属しています。 このアイレット35も例外でなく、横から見るとTの字型の本体で、対象物(布や革やシート)を「座金」で挟んで、力を加えて永久変形(塑性変形)し留めます。

アイレット35は本体の高さが12mmあるため、取付ける対象の合計厚みは9mm以下をおすすめしています。 取付ける対象の厚み合計は、最低5mmはあった方がよいのですが、無くても取付け可能です。ただその場合、真鍮製のアイレット35ですと少々硬く、力のいる作業となりますので、打つ際にはお気をつけください。 薄手のものに取付ける場合は大きいアイレットを超薄手のものに取り付けるとどうなるか?をご参照ください。

パーツラボのアイレット一覧

アイレット35(真鍮製ニッケル)

真鍮製アイレット35ニッケル鍍金

名称 アイレット35(真鍮製ニッケル)
サイズ 内径24mm
傘径45mm
高さ12mm
材質 真鍮
加工 ニッケル鍍金

穴の径が約24mmある大きいハトメがアイレット35です。本体は真鍮でできていますので、鉄錆がでず腐食に強いのが特徴ですが少々硬いです。 表面にニッケル鍍金をかけていますので、一般的なシルバー色の金具らしい色合いをしています。

この写真は分かりやすいように拡大していますので、ご購入の際にはアイレット35の寸法数値をよくご確認いただきますようお願い致します。 実際のニッケル鍍金の色目はご覧のモニターにより、写真と異なる場合があります。

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アイレット35(真鍮製黒ニッケル)

真鍮製アイレット35(黒ニッケル)

名称 アイレット35(真鍮製黒ニッケル)
サイズ 内径24mm
傘径45mm
高さ12mm
材質 真鍮
加工 黒ニッケル鍍金

黒ニッケル鍍金、ブラックニッケルと呼ばれる黒銀色の真鍮製アイレット35です。

この写真は分かりやすいように拡大していますので、ご購入の際にはアイレット35の寸法数値をよくご確認いただきますようお願い致します。 実際の黒ニッケルの色味はご覧のモニターにより、写真と異なる場合があります。

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アイレット35(真鍮製ゴールド)

真鍮製アイレット35(ゴールド)

名称 アイレット35(真鍮製ゴールド)
サイズ 内径24mm
傘径45mm
高さ12mm
材質 真鍮
加工 キリンス処理

このアイレット35のゴールド色は、真鍮製のハトメの製造の際の汚れなどを洗いながし加工して、真鍮本来のゴールド色(生の真鍮はゴールドの色をしています)を出しています。 こういった真鍮のゴールド色は本金メッキや一般の金メッキよりも色が少々青みがかって見えるのが特徴です。

実際のキリンスのゴールド色は上記写真と少々異なりますのでご注意ください。 なお写真は見やすいように拡大して掲載しております。ご購入の際にはアイレット35の記載寸法数値をご確認いただきますようお願い致します。

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アイレット35(アルミ製)

アルミ製アイレット35

名称 アイレット35(アルミ製)
サイズ(mm) 内径24mm
傘径45mm
高さ12mm
材質 アルミ製

アルミ製のアイレット35は、初めてお取付けなさる方に断然おすすめ。アイレット35ぐらいの大きさのハトメになると打つ際にどうしても力が必要ですが、アルミは軽くて柔らかいので、非常に加工がしやすいです。 まずはアイレット35を試し打ちしてみたいという方にはアルミ製をお勧めします。

なお写真は見やすいように拡大して掲載しております。ご購入の際にはアイレット35の寸法数値をご確認いただきますようお願い致します。 また本製品には鍍金加工をしていません。生のままのアルミの色となりますが、掲載写真はご覧のモニターにより、実際の製品と異なる場合があります。

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アイレット35専用手打棒と皿

アイレット35工具

アイレット35工具

名称 アイレット35専用手打棒と皿
サイズ 打棒:長さ145mm
打皿:直径80mm・高さ40mm
材質 SK鋼材
加工 焼入れ

アイレット35工具

アイレット35のための手打工具です。 アイレット35の傘の形状、また足にあわせて「溝」が設計されているため、裏面がクルクルっとひっくり返って留まる丸潰しで仕上がります。

ハトメ工具の種類にはいくつか種類がありますが、これぐらいの大きさになると、手打工具が最もスタンダード。 SK鋼材でできた非常に重い金属の塊だからこそ、真鍮製の硬いアイレット35でも負けずかしめることができます。

また布や革に直径24mmの正円の穴をあけるためのハトメ抜き24mmもご検討ください。

  • 掲載写真の外観は、実際の製品と異なる場合があります。ご容赦ください。
  • 当店では工具類はすべて消耗品扱いとし、誤ってご購入いただいた場合も返品交換できません。
  • アイレット35を取付ける場合は、硬く水平な場所に打皿を置き、少し重めの金槌(木槌)をご用意ください。

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アイレット35の用途と取付けについて

まずアイレット35はハンプレス機用の打駒が、製造があまりありません。 ハトメは大きくなればなるほど、工具も大きいものにならざるを得ませんが、アイレット35用の打駒は必要とされる大きさから、製造が難しくなります。

そのため中小規模であれば、アイレット35専用手打棒と皿等の、手打ちの工具をつかってかしめて頂くのが一般的です。 金具にあった丸潰しの工具であれば、裏面は丸く仕上がり、まさにアイレットリングといって良いリングを重ねた仕上がりになります。

アイレット35専用手打棒と皿

  1. ハトメ抜き24等で、直径24mmの正円状の穴をあける
  2. あけた穴にアイレット35の足を通す
  3. 裏面から出てきた足に座金を通す
  4. 下から[アイレット35] - 取付け対象(布/シート/革) - [座金]の順番でセットしたものを、本製品「打皿」の上に乗せる
  5. アイレット35(足)側を本製品「打棒」で叩いて潰す

基本は手打ち工具を使ったハトメの取付け方の丸潰しのハトメと同じです。

工具なしで取り付ける場合は(仕上がりの出来・不出来は保証できませんが)、トンカチなどで足をトントン脇から叩き潰していくと、留まる事は留まります。

アルミは真鍮よりも柔らかく、素材が伸びます。 そのため、もしアイレット35(真鍮製ニッケル)の取付けがうまく行かなかった場合は、一度アイレット35(アルミ製)に変えて打ってみるのも良いかもしれません。

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