カシメ・ハトメ専門店パーツラボ

ハンドプレス用カシメ打駒(12種類)の違いと選び方

打駒カシメ用

当店取扱のハンドプレスに取り付けて、カシメを打つための駒です。
打駒はカシメの頭の大きさ(6種類)と、足の形状タイプ(2種類)に分かれ、合計12種類ご用意しています。

両面カシメと片面カシメの違いは、足にあります。頭は共通ですが、足傘の形状が異なります。穴の開いている方が片面カシメ足です。

カシメ頭の大きさは、当店では3.5mmミニカシメ4.6mm特小カシメ6mm小カシメ7mm中カシメ9mm大カシメ13mm特大カシメ、と6種類あります。
カシメ足の形状タイプは、シンプルに「片面」か「両面」かの2種類。これら頭と足の、適切な組み合わせにより合計12種になります。

実際に、ハンドプレス機をつかったカシメの取り付けはハンドプレス機を使ったカシメの打ち方をご一読ください。

カシメ打駒の構造

打駒は、ネジ式の「上駒」と、臼のような形をした「下駒」の2コでワンセットです。

大カシメ用の上駒

まず上駒は、カシメ頭の大きさにあわせて最適なカーブを維持されており、当然ですが、カシメの大きさによって異なります。 駒の窪みにカシメのカーブが重なり、打った後にキレイに仕上がるよう工夫がなされています。

掲載画像は、大カシメ用打駒の上駒です。上部がネジになっており、このネジを使ってハンドプレスのレバー下の芯棒に当たる部分に接続します。 ネジ頭の径が約7.9mm(約8mm)となっています。このネジは概ねどのメーカーでも共通の事が多いのですが、稀に合わないこともありますのでご了承ください。 JIS規格で二分五厘のネジとなっています。

大カシメ片面用の下駒

下駒は、両面・片面といった足のタイプによって形状が異なります。

片面カシメの場合、掲載画像のように、下駒にはピンが付きます。カシメ足にあいているドーナッツ型の穴にこのピンを挿し、ずれないように固定して打つ訳です。 このため、ピンの太さはカシメ足の大きさによって異なってきます。

両面カシメ足の場合、下駒には緩いカーブを描いた窪みができており、ちょうど窪みが足傘にフィットするように作られています。

上記の理由で、同じ●●mmカシメでも両面と片面と異なる場合には、下駒は別のものが必要となります。

カシメ打駒の選別

しかし同じカシメで、両片面も一致し、足の長さだけが異なる場合は同じ打駒が使えます。 少し煩雑ですが、具体例を出してご説明します。例えば、小カシメの場合は以下のようになります。

パーツラボの打駒:カシメ用は、両面片面ごとに以下のように販売しております。 また頭の径にあわせて以下のライナップでお取り揃えしています。

パーツラボ取扱カシメ打駒と対応するカシメ
片面(足短/足並/足長)用 両面(足短/足並/足長)用
頭3.5mm
ミニカシメ用
打駒:ミニカシメ片面用
打駒:ミニカシメ片面用
打駒:ミニカシメ両面用
打駒:ミニカシメ両面用
頭4.6mm
特小カシメ用
打駒:特小カシメ片面用
打駒:特小カシメ片面用
打駒:特小カシメ両面用
打駒:特小カシメ両面用
頭6mm
小カシメ用
打駒:小カシメ片面用
打駒:小カシメ片面用
打駒:小カシメ両面用
打駒:小カシメ両面用
頭7mm
中カシメ用
打駒:中カシメ片面用
打駒:中カシメ片面用
打駒:中カシメ両面用
打駒:中カシメ両面用
頭9mm
大カシメ用
打駒:大カシメ片面用
打駒:大カシメ片面用
打駒:大カシメ片面用
打駒:大カシメ両面用
頭13mm
特大カシメ用
打駒:特大カシメ片面用
打駒:特大カシメ片面用
打駒:特大カシメ片面用
打駒:特大カシメ両面用
特殊:平潰し用 打駒:カシメ平潰し用
打駒:カシメ平潰し用

打駒カシメ用でよくあるご質問

他店購入したハンドプレス機にも取り付けできますでしょうか?
打駒は、上駒のネジの径と、下駒の下の筒状の部分の径が合えば、使える可能性が高いです。ただし保証できませんのでご了承ください。
この打駒カシメ用は、一度使ってみて無理だったら返品できますか?
申し訳ございませんが、工具は使う度摩耗してしまうため、使用・未使用に関わらず返品不可といたしております。詳しくは商品到着後の返品についてをご覧ください。
基本的には、ハトメの工具は、ハトメ金具をお買い求めなさったお店で入手なされることをお勧めします。

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