幅6mmツメ金具(ツメ付カシメ)TA-60
ツメ付きカシメとも呼ばれるツメの「TA-60」は平たい紐の両端を輪にしたり、特に二重に折り返して束ねたり纏めるのに使います。 カシメの名が付いていますが、この金具の取り付け・圧着方法が「カシメる」という言葉にふさわしく、食い込ませて潰すことで接着させるためです。
右写真は、幅5.5mm厚み1.2mmの柔らかい革紐の端と端をつなげてツメTA-60で挟み込みカシメたところです。 右の使用例サンプルでは、TA-60に比べて紐にボリュームがないため、ツメの両脇が余り、少し中心からズレてしまい失敗しました。 幅はピッタリでしたが、紐の厚みが1.2mmしかなかったため余りがでてしまっています。
これぐらいの厚みならば、例えばツメTA-64が最適で、このTA-60は(この紐ならば)2本以上束ねる際に最適となります。 同じ幅6mmのツメでもツメTA-45などと異なり、TA-60は厚みが3mm超えるような場合、複数束ねる際にお使いください。
カタカナの「コ」の字になっている真ん中のツメ(刺のついた歯)を紐に食い込ませ、長めの両端で紐を折り込ませることで、袋紐・テープ紐を固定させる金具ですが、取り付けには慣れと(紐のボリューム・繋ぎあわせ方を考慮した)やり方にコツが必要となります。 あて布などをしてペンチで挟みこむ、ある程度まで曲がったら木槌で叩くといった工程や方法を何度かお試しいただき、最適な方法を見つけてください。