カシメ・ハトメ専門店パーツラボ

内径5mmの「六角ハトメ350」菊割れ

六角ハトメ350とは

ハトメ350の姉妹品、表に出る傘部分が六角形になる飾りハトメの一種です。 六角ハトメ350とハトメ350は傘以外はほぼ同型で、穴の内径は5mmとなります。 昔は電話帳の通し紐の穴の補強・アルバムの留め金具に、現在はブーツや靴などに使われていました。

本製品はハトメの先端には刻みが入っているため、裏面は通常菊割れハトメとして仕上げます。 そのため工具は菊割れ棒をお使いいただくのが普通です。

ただ本製品は、当店販売中のハトメ350用手打ち工具で打つことで裏面を丸く仕上ることができます。 テストの結果、裏面の仕上がりについては六角ハトメ350の工具による仕上がりの違いをご参照ください。

そのため、菊割れハトメではありますが、当店ではハトメにあった座金をセットにしてお届けしています。 使って頂いても結構ですし、使わず菊割れ本体としてお使いいただいても結構です。

六角ハトメ350(真鍮製ゴールド)

六角ハトメ真鍮製ゴールドの寸法サイズ 六角ハトメ350(真鍮製ゴールド)
※これに「座金」と呼ばれる小さいワッシャーが付属されます

名称 六角ハトメ350
サイズ 内径5mm、傘径10×9mm、高さ5mm
材質 真鍮
加工 キリンス処理

本製品は、ハトメ製造時に「キリンス」と呼ばれる酸洗いを行ない、真鍮そのもののゴールド色を出した色となっています。 使いこんでいくうち、だんだん真鍮らしい深い金色に変化します。

本体に足の先に刻みがはいっている「菊割れ」タイプのため、本来は座金は不要なのですが、当店では選択セットで販売しています。 もし座金が不要な方は、「座金なし」をご選択ください(価格は変わりません)。

この写真は分かりやすいように拡大していますので、ご購入の際には六角ハトメの寸法数値をよくご確認いただきますようお願い致します。 実際のキリンス処理のゴールド色は、ご覧のモニターにより、写真と異なる場合があります。

パーツラボのハトメ(丸潰し)一覧

六角ハトメ350の工具による仕上がりの違い

丸潰し用ハトメ350手打ち工具で打った場合の裏面
丸潰し手打棒で打った場合の六角ハトメ350の裏面

菊割れ棒で打った場合の裏面
菊割れ棒で打った場合の六角ハトメ350の裏面

六角ハトメ350は足先が割れているため、菊割れ棒で打って菊割れハトメとして仕上げるのが普通です。 当店パーツラボでは、大きさの異なるハトメ菊割れ棒、またハトメ350用手打ち工具で、いずれも座金を付けて六角ハトメ350をテスト打ちしました。

丸潰し工具で打つと「浮いているのでは?」と思われるかもしれませんが、実際は緩みや弛みなく、座金でギチっと固定されます。金属の割れ目はどうしても発生しますので、その点は予めご了承ください。 先割れハトメは丸潰し工具ではきれいに仕上がらない事が多いのですが、本製品は傘の部分以外はほぼハトメ350と同等のため、足が割れつつもきれいに丸まります。

また当店販売中のハトメ350入門セットの手打ち工具でも、六角ハトメ350は取付け可能です。

菊割れ棒で打った時の仕上がりは、座金に沿って放射線状にハトメの足が割れているのが分かります。 大きさが合わない菊割れ棒を使ってしまうと、均等に割れず斜めになったり歪んだりしますのでご注意ください。

当店ではただいま菊割れ棒は販売していません。ご入用の方にはご用意しますので、「六角ハトメ350用の菊割れ棒を希望」とお書き添えのうえお問い合せください。

パーツラボのハトメ(丸潰し)一覧

六角ハトメ350打ちの流れ

  1. まず取付ける対象(布/革/紙/テープ)に5mm強の穴を開ける
  2. その穴に六角ハトメ350の足を通す
  3. 裏面に出た足に座金をかぶせる(座金を使わない場合はこの工程は不要)
  4. 余った足をこの手打棒で潰す

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