カシメ・ハトメ専門店パーツラボ

中空リベット(中空鋲)とは?単体で使うアルミ製リベット鋲ご紹介

中空リベットとは

中空リベットは中空鋲とも呼ばれる・足の先端一部が空洞になった軽い鋲のことです。「軽い」といっても、しっかりした保持力を持っており、さまざまなシーンで利用されています。 「リベット」「鋲」には非常に多くの種類があるのですが、当ページでは文具用品・冊子留めなどに使われる中空リベット(アルミ製)についてご紹介します。

市販のリングファイルや、バインダーの留め金具として内側に凹がある白っぽい留め金具の多くがアルミ製の中空リベットです。

中空リベットは、身近な所では市販の文具バインダー金具用箋挟の止め金具に使われており、殆どの市販ファイルのバインダー止め金具はこれと言って過言ではありません。 中空リベットは、潰すことになる足の先端が凹として空洞であることに加え、材質がアルミ製ですのでどのような表紙に取り付けても重みを感じさせず、安定した仕上がりになります。

中空リベットのサイズの見方

当店では、軸の太さが約4mmの中空リベットを中心に販売しておりますが、実際は軸径の太さと長さに多くのサイズバリエーションがあり、材質もアルミの他に樹脂(プラスティック製)のもの等があります。

製品の選定には、軸径(軸の太さ)と、長さによりお決め頂くことが多く、別注される場合も多い品ですが、以下は既製品のほんの一部をご紹介します。(青い字になっている寸法のものは販売中の中空リベットになります。)

中空リベットのサイズ一部
(mm) 軸径3.0軸径3.5軸径3.7軸径4.0
長さ3.5 3×3.5-3.7×3.5中空リベット4×3.5
長さ4.0 -3.5×43.7×4中空リベット4×4
長さ5.0 -3.5×5中空リベット3.7×54×5
長さ6.0 3×63.5×63.7×6中空リベット4×6
長さ7.0 --3.7×74×7
長さ8.0 3×83.5×83.7×84×8
長さ10.0 3×103.5×103.7×10中空リベット4×10
長さ13.0 --3.7×13中空リベット4×13
長さ14.0 --3.7×14中空リベット4×14
長さ15.0 --3.7×154×15

頭の形状も「平頭」、角がラウンド型の「平丸頭」、カシメに近い形の緩いカーブを描いた「ウス平頭」とあります。

なお取り付ける工具は、手打ち棒で叩くタイプが多いですが、当店ではハンドプレス機に取り付けて使う中空リベット用打駒もご用意していますので、大量取付けなされる場合はこちらもご検討ください。

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中空リベット4mm入門セット

中空リベット4mm工具付きセット

中空リベット4mm手打ち棒

名称中空リベット4mm入門セット
内容中空リベット4mm用手打ち棒と金具のセット
材質鋳鉄
入り数手打ち棒:1本
中空リベット:10コ入
価格¥2680
数量

軸径4mmの中空リベットに使える手軽な手打ち工具と、金具をセットにしています。打つ時は必ず連皿の裏などを使い、硬い水平な金属板の上で作業してください。 4mmの穴あけをお持ちでない方は、別途ハトメ抜き4mmをご検討ください。

ハンドプレス機を使って中空リベットを取付けているところ バインダー金具などへ取付け用として使う場合は手打ち工具をお勧めしていますが、取付対象が平たく、小さいものに取付けなされる場合は、ハンドプレス機に取り付けて使う中空リベット用打駒はお勧めです。
同じページに、「ハンドプレス機を使った中空リベットの打ち方」も掲載していますので、ご興味・ご関心のあるかたはご一読ください。

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中空リベットとカシメの違い

カシメと中空リベットは形状や機能が似ているため、使用シーンに迷いやすいです。
今、仮に大カシメ中空リベット4×3.5mmとの違いをまとめると以下の通りです。

  1. カシメは2つのパーツで挟み込むように留めるのに対し、中空リベットは単体1パーツのみで使う
  2. 取り付ける対象の厚み合計1.5mm以下の薄いものの場合は、カシメがお勧め

0mm以上1.5mm以下の場合はカシメをお勧めしていますが、これは中空リベットの軸の「空」になっている部分に限界があるためです。 厚み1.5mm以上の場合は、カシメと中空リベットどちらも使えますので、お好みでお選びください。カシメはしっかりした存在感があり、中空リベットは目立ちにくいです。

厚み0mmで打ったときのカシメと中空リベットの仕上がり方

では1.5mm以下の薄いものを打つとどのようになるのか? 何も挟まず(厚み0mmで)中空リベット4×3.5に寸法の近い大カシメ片面短足と、大カシメ両面短足を打ったときの裏面の仕上がりは以下の通りです。

何も挟まずに中空リベット4×3.5打った時の裏面(横) 何も挟まずに大カシメ片面短足を打った時の裏面(横) 何も挟まずに大カシメ両面短足を打った時の裏面(横)

何も挟まずに中空リベット4×3.5打った時の裏面(正面) 何も挟まずに大カシメ片面短足を打った時の裏面(正面) 何も挟まずに大カシメ両面短足を打った時の裏面(正面)

厚み0mmで打った時、対象を薄く仕上げられるはずの片面カシメは、裏面の傘が少し反り返っているのがわかります。 また片面カシメの裏面には穴があきますが、その穴が対照な円を描けず、少々歪な形になっています。

これらは何より厚み0mmであることが原因ですが(対象の厚みに合わせた適切な長さのカシメ足ですと、この厚み0mmのときのように穴が歪になったり、ゆがんだりしません)、中空リベットは足先に工具を直接あてて叩くため裏面の凹部分は点対称な円を描くことができるのに比べ、カシメは多くは頭(キャップ:通常は表面になる方)に工具にあてて叩くため、裏面の形状を維持しにくいのです。

似た金具ですが、取付け工具の違いによりこのように差が出てきます。

中空リベットは(カシメよりも)頭が平らで、工具がハトメに近い構造のため、足をクルッと返しつつ頭に打つ力が均等にかかりますので、裏面の仕上がりは安定する訳です。

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