レバーファイル金具100mm
書類を穴あけせずにまとめて保管するファイルは、レバーファイルもしくはパームファイルと呼ばれ文具メーカーより各種販売されています。
そういった表紙付きの既製ファイルでなく、金具のみのパーツを販売したのが、本製品「レバーファイル金具100mm」。
昔ながらのZ式と呼ばれる構造の金具で、用途は異なりますが用箋挟の仲間です。
バネの付いた押さえ板にレバーが付いて、レバー部分を人間の手で開閉します。
レバーファイル金具100mmの本体全部の幅は10cmですので、A4やB5サイズの書類用ファイルに無理なくお使いいただけます。
押さえ板は67mm(6.7cm)幅ありますので、細い伝票などもしっかりホールドできます。
基本的には、オリジナルの表紙、A4板ボードにお使いいただける他、当店のお客様のなかには壁などに直接タップネジ等で取り付けた方もいらっしゃいました。
使い方はアイディア次第。こだわりのファイリングを実現させてください。
レバーファイル金具100mm
名称 |
レバーファイル金具100mm |
サイズ |
約100mm×35mm×12mm |
穴間隔 |
約87mm |
材質 |
鉄 |
レバーファイル金具の使い方
レバーファイル金具の使い方は至ってシンプル。レバーをグッと押さえ込み沈ませて、側面にある引掛けを外します。引掛けが外れると手の感触でわかりますので、そのままレバーを半回転させることで、押さえ板が上にあがります。
最初グッと押さえ込む時に、金具に一瞬負荷が掛かりますので、取り付け対象は安定した水平な面を持つものをお勧めします。
レバーファイル金具100mmの取付け
レバーファイル金具100mmの裏面は上記のようになっており、本体に取り付け用の穴が二つ開いています。
当店のバインダー金具は取付け金具が付属されていませんので、取り付ける対象や、用途に合わせてお客様でお選びください。
取付け穴は、直径4mm以下の取付け金具をお使いいただく形となっています。
軸の径が4mm以下の金具をお使いください。
当店で該当する金具は、大カシメや、片ネジ式ビス、中空リベットになります。
また穴と穴の中心から中心までの間隔が87mmのため、A4板ボードの「クリップ120・135mm巾用」がちょうど良いサイズでお使い頂けます。
レバーファイルの取付け金具の選び方
コストや取り付け方法、対象の厚み、仕上がりの見た目などで以下の様なものが選べます。
- カシメ
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頭と足の2つのパーツで、挟み込むようにして留めます。金属製の丸ボタンにしっかりした存在感があり(※1)ます。
このレバーファイル金具の本体表面にはニッケル鍍金がかかっており、カシメにも同じ鍍金がかかっていますので、見た目に連続性が保てます。
ただし取り付ける時には工具が必要。金具ごと打つため、レバーファイル金具本体が曲がらないよう力加減、慣れが必要です。
大カシメ取付の工具をお持ちで無い方は、大カシメ入門セットをおすすめします。
- 中空リベット
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本体のみ1つのパーツで、穴に通した後に叩いて足先を潰して留めます。
1パーツで使用するため軽くて安価でコストパフォーマンスに優れていますが、このレバーファイル金具に比べると、アルミ製のためリベット頭はの色目はやや白っぽくなります。
しかし市販品のレバーファイルの多くが、アルミ製の中空リベットで留めています(凹んでいます)。
またカシメと同じく、打つのに慣れと工具が必要です。
中空リベットの工具をお持ちで無い方は、中空リベット入門セットをどうぞ。
- 片ネジ式ビス
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オスとメス2つ2つのパーツで、挟み込むようにして留めますが、カシメと違ってネジ式のため、何度も取り外すことができます。
傘に少々厚みができますが、それを許容できるのであればお勧めです。また表面にはレバーファイル金具と同じニッケル鍍金がかかっていますので、色目が同じです。
カシメや中空リベットと異なり、取付けに工具が必要ありません。クラフトに不慣れも方も、失敗なく取付けられます。
また留め金具は、取り付ける対象の厚みによって変える必要があります。以下を参考にお選びください。
なお本製品レバークリップ金具の板の厚みは約0.8mmです。
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