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ハンドプレス機を使ったハトメの打ち方

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ハンドプレス機を使ったハトメ打ち方

このページでは、パーツラボのハンドプレス機とハトメ打駒を使った鳩目金具の打ち方をご紹介します。

ハンドプレス機でハトメを打つときに用意するもの

今回は柔らかい厚み2mm弱の革に、ハトメ300(径5mm)を打ちます。

ハンドプレス機でハトメを打つ場合は以下のようなものがあれば可能です。

基本的には穴を開ける道具と、ハトメを叩く道具が必要です。 ここではハトメ抜き5mmが「穴を開ける道具」で、ハンドプレスハトメ300用打ち駒が「ハトメを叩く道具」となります。

打駒は、ハトメの種類によって異なります。似た名称でも「両面ハトメ300」と「ハトメ300」の打駒は異なりますのでご注意ください。
ただし足の長さは同じ物が使えます。 例えばかけるのハトメは、打駒ハトメ2かける用は、ハトメ2×3ハトメ2×4ハトメ2×5もどちらにもお使いいただけます。

ハトメをハンドプレス機で打つ流れ

  1. ハトメ金具
    取り付け前に、用途にあわせてハトメをお選びいただく必要があります。当店取扱ハトメは大きく分けて、かけるのハトメ、普通のハトメ、両面ハトメ、アイレット、とご用意しています。 多くは穴のサイズ内径でお選びいただくことになりますが、各々の特徴を説明すると以下のとおりです。

    ハトメの種類

    • かけるのハトメ…座金なし。菊割れではありません。細かいサイズ展開があります。
    • 普通ハトメ…座金あり丸潰し。文具やクラフト関係の定番の品が殆どです。
    • 両面ハトメ…座金あり。座金が表面と同じような仕様になっており、裏面の美観を整えたい場合向け。
    • アイレット…座金あり。普通のハトメの大きいサイズです。
  2. 穴あけポンチ
    穴あけポンチ
    穴あけ打ち駒
    (穴あけ打ち駒)
    ではまず「穴を開ける道具」で、ハトメの本体を通す為の穴をあけましょう。
    ハトメ金具は穴の補強金具ですので、まず取り付けたい対象に、保護する対象の穴をあけます。
    今回はハトメ300ですので、5mm程度の正円をあける必要がありますので、ここではハトメ抜き5mmを使います。
    ハンドプレス機をつかってささっと簡単に穴を開けたい!という方は、薄物に使える穴あけ用打駒をお使いください。

  3. ゴム板を敷いてポンチで穴をあけます
    上から叩く場合の穴あけポンチは、下敷きに工夫することで刃こぼれが防げます。 当店取り扱い品で言えば、ゴム板等を敷いてください。 ポンチは、革に対して垂直あて、上から木槌のようなもので叩きます。 穴あけポンチの先端は刃となっていますので、「コンコン」と二回ほど叩けば円形の穴があきます。
    穴開け用打駒を使った穴の開け方は、「ハンドプレス機を使った穴開けの方法」をご参照ください。
  4. 穴があいたら、「ハトメを叩く道具」の準備をします。 ハンドプレス機は万能工具ですが、これは先端に「駒」と呼ばれる金具にあわせたパーツを取り替えることで作業可能にしています。 打駒ハトメ300には、ハトメ300の形状にあわせたピッタリの形をしています。
    とくに工具のうち、カシメよりもハトメは非常にデリケートな造りとなっており、同じ型番・名称でもメーカーが異なると使えない場合が発生します。 よく他店購入のハトメが当店の打駒で打てるか?というご質問をいただきますが、パーツラボの工具はパーツラボ販売の金具用とお考えください。他店購入の金具への取り付けについては、当店では保証できませんのでご了承ください。
  5. 打駒ハトメ300用の下駒をハンドプレス機にセットします
     さて、打駒は2つのパーツ、「上駒」と「下駒」に分かれますが、まずは下駒をハンドプレス機に装着しましょう。
    下駒とは、円筒形のゴツい臼のような形をした方のパーツです。
    ハンドプレス機の台座には、直径約19mm程度の穴が開いていますが、この穴に下駒をスポンと入れます。
    よくいただくご質問で「他店購入のハンドプレス機に、パーツラボの打駒が合いますか?」とご質問いただきますが、まずはこの下駒をセットする部分の穴の直径が19mm程度かどうかお調べください。
  6. 打駒ハトメ300用の下駒をハンドプレス機にセットしたら横のネジで固定します。
    下駒をハンドプレス機にセットしたら、台座脇にあるネジを締め、下駒がぐらつかないように固定してください。
  7. 打駒ハトメ300用の上駒をハンドプレス機にセットします。
    下駒がセットできたら、今度は上駒です。 上駒はハンドプレス機のレバー下にあるバネ付きの芯棒の直下に位置して、ハトメを潰す側の重要なパーツになります。 ネジ式になっており、ハンドプレス機側のネジ受けと合わなければ使い物になりません。 パーツラボの上駒のネジは一番大きい箇所で約7.5mm程度となります。
  8. 打駒ハトメ300用の上駒をハンドプレス機にセットし最後までネジをキチンと締めます。
    力を受ける部分になりますので、最後までネジをシッカリ閉めてください。 ネジの固定が甘いと、故障の原因となります。 しっかりネジを閉め、緩みやブレが無いことを確認しましょう。
  9. 打駒ハトメ300用を上下両方ハンドプレス機にセットしたところ。
    これでハンドプレス機に打駒がセット完了しました。
    ハンドプレス機と打駒がきちんと合ったものを使用していますので、例えばこの状態でレバーを下ろしても、上駒の先端は下駒の丸い窪みの中にキチンと当たる仕様になります。
    またハンドプレス機をお使いの場合は、下に何も敷かず、段差のない水平の状態を保持してください。
  10. ハトメ300のまずは本体をハンドプレス機にセットしましょう
    次はハトメ300をセットしましょう。 当店取り扱いの普通ハトメは、丸潰しという座金付きを販売していますが、最初にセットするのは座金ではなく本体の方です。 今回はキリンス処理をしたゴールドのハトメ300を打ってみます。
  11. ハトメ300の本体を下駒(ハンドプレス機台座)に乗せます
    先ほどハンドプレス機台座にセットした下駒の上に、ハトメ300本体を筒を上にして乗せます。 ちょうど下駒の丸い円を描く溝が、ハトメ300の足傘の丸みに合うようになっています。
  12. セットしたハトメ300に被せるように穴をあけた革を噛ませます
    先だって直径5mmの穴をあけた革の登場です。
    穴をあけた部分にセットしたハトメの足が通るように被せてください。
  13. ハトメの足がちょっと出るぐらいを目安にしてください
    穴をあけた革にハトメ300の足を通して、その上に座金を被せます。 革を貫通させ、座金を被せた状態で足が2-3mm長く出ているのが分かるかと思います。 もし足が2-3mm出ないのであれば、もっと足の長い(高さのある)ハトメを使う必要があります。 取り付け対象となる革の厚みが厚い場合は、ハトメの高さがたりなくなる場合があります。
    当店ではただいまお取り扱いございませんが、ハトメ300にも高さ6mmの足長タイプがございます。 またハトメ200には、高さ3mmのハトメ200足短、高さ6mmのハトメ200足長があります。
  14. ハンドプレス機のレバーを引き下ろします
    さていよいよハトメを潰します。 やり方は簡単、ハンドプレス機のレバーを引き下ろすだけ! 手打ち工具と異なり金属を叩く特有の音もしない上、力をかけずとも非常に軽いタッチでハトメ取り付けすることができます。
  15. レバーを振り下ろし、上駒と下駒がうまく噛合うことで革から出ていた2-3mm程度の足が上駒の溝でクルッと丸く反り返ります。
    ハンドプレス機のレバーを引き下ろす途中
    ハンドプレス機でハトメを潰す直前

    とくに上駒と下駒の接触部分を拡大すると、バネを利用した独特の動きでハトメ本体のにキズを付けず、革から出た足のみを潰していることが分かります。
    打駒の上駒と下駒がピッタリ合わさっています 上駒と下駒が実際に接触すると 下駒のバネが効いて突起部分が凹みます
  16. ハンドプレス機のレバーを引きあげます
    引き下ろしたレバーをゆっくり引き上げます。実際のところ、レバーは大きいバネの付いた芯棒と連動していますので、力を抜けばスッと自然に持ち上がります。 台座に、キレイに丸く反り返ったハトメ本体が見えます。
  17. ハトメ300を取り付けた革をハンドプレス機から取り出します
    台座に乗った革を手にもって確認しましょう。 まれに打ち方が弱く、足の全てがきれいに返りきらないこともありますので、手にもってみてハトメ金具が革からブレていないか確認してください。
  18. さぁ、これで完成です。丸潰し普通タイプのハトメは、裏面は輪の中に小さいリングで押し止めたような形に仕上がり、表面はドーナッツのようにプックリした輪で縁取られます。
    ハンドプレス機のレバーを引き下ろす途中
    ハンドプレス機でハトメを潰す直前

アイレットもハトメの打ち方(取り付け方)と工程は同じです。 アイレットのザッとした打ち方を見たい方は、ハンドプレス機によるアイレットの打ち方をご参照ください。

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