カシメ・ハトメ専門店パーツラボ

ハトメ抜き(ハトメポンチ)2mmのご紹介

ハトメ抜き2mm

直径2mmの穴をあけるためのハガネでできたアナログライクな穴あけ工具です ハトメ抜きはその名の通りハトメ取り付けのために事前に穴あけするための道具ですが、これでカシメ取り付けにもお使いいただけます

具体的にはミニカシメ特小カシメ2mmハトメを取付ける事前の穴あけ用にどうぞ。 鉄よりも硬い鋼鉄でできた本体に焼入れが入っていますので、刃こぼれしにくく長くお使いいただけます。 紙や布以外にもプラ板やアクリル板にもお使いいただけますが、厚みによっては周囲にヒビが入ってしまいますのでご注意ください。

当店では鉄鋼でできた本体に「2mm」とはいった刻印が入っています。 本体はザラつい黒いものが付いていますが、仕様には問題ありませんのでよく拭いてお使いください。

ハトメ抜き2mm

ハトメ抜き2mm

ハトメ抜き2mmの寸法サイズ

名称ハトメ抜き2mm
材質鋼鉄
穴の直径約2mm
商品寸法長さ:約85mm
直径:約8.0mm
個数1本

ハンドプレス機をお持ちの方は、ハンドプレス機でも2mmの穴あけが可能です。詳しくはハンドプレス機を使った紙への穴あけをご覧ください。

ハトメ抜き2mmの全体

ハトメ抜き2mmの使い方

ハトメ抜きの使い方

ハトメ抜きの使い方は簡単です。ゴム板などを下にひき、上から叩くことで正円を切り抜きます。 よほど硬いもの以外は刃こぼれすることはありませんが、幾つか作業を重ねていくことで切れ味は落ちてきますので、ご注意ください。

なお当店では工具は消耗品扱いとし、誤ってお買い求めいただいた場合も返品交換の対象外となっておりますので、予めご了承ください。
掲載の写真は見やすいように拡大縮小しています。また商品のお色はお使いのモニターディスプレイによって異なる場合がございます。

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ベルトの穴あけ方法

よくご質問をいただく中に「ベルトの穴を追加したいのですが、キリ等で良いのでしょうか」というものがあります。 キリという工具は、上から圧をかけてギリギリよじって繊維を潰しますので、仕上げた穴の周辺はブチブチと千切れてしまいます。

詳しくは「キリ」などの工具で穴をあけた場合との違いをご参照ください。

ベルト穴は2mmないし3mm、大きい美錠ですと4mm程度のものがほとんどですが、既存の穴と美錠バックルの大きさを参考にしてご決定ください。

  1. 美錠(バックル)で長さ調節するベルトに穴を開け増やします 革ベルトに、ベルト穴を複数追加させてみます。
    今回は幅15mm、厚み2mmのポシェット用の肩紐を美錠で調節するために増やそうとしました。
  2. ベルトの美錠バックルの「ピン」の幅を測ります 既存のベルト穴も測りますが、まずは美錠のピン(足)幅の寸法を確認します。計測してみたところピン幅2.8mmでした。
    開け閉めのしやすさを考えると直径3mmの穴が適切です。実際、既存のベルト穴は直径が約3mmでした。 ただ今回はこのベルトの素材は少し柔らかめであることと、当方の都合で直径2mmの穴をあけるようにしました。
  3. 穴の位置を確認しながら、等間隔になるように目印をつけます 次に既に開いている他のベルト穴と水平ラインを揃えるよう、穴のあける予定の位置に目印を付けます。 利用者の希望に合わせますが、今回は他の穴と等間隔になるように目印を付けました。
  4. ハトメ抜き2mmの先端です 上述の通り、他の穴径に合わせたハトメ抜き3mmが最適です。が、今回は材質の柔らかさと使用頻度を考え少し小さめのハトメ抜き2mmにしています。
    ハトメ抜きは先端が刃になっており、その刃は直径2mmの小さい輪を形作っています。
  5. 木槌をつかって上からたたき、直径2mmの穴を抜きます 木槌をつかって穴を抜きます。ハトメ抜き=ハトメの穴を抜くための道具です。
    この画像では分かりにくいですが、下にゴム板を敷いて作業していますので、ゴムの弾力から「抜けた」感触がわかります。 力加減にもよりますが、切れ味よいハトメ抜きですので、厚み2mmの革を「コンコン」と二回ほど叩くことできれいに円が抜けます。
  6. 実際のハトメ抜きで抜けた切れ味です きれいに穴を抜くことができました。ハトメ抜きの刃がナマクラになっていると、切れた断面がゴワゴワしたものになります。 とくにこのハトメ抜き、ハトメパンチといった工具は、消耗品となりますので、予めご了承ください。
  7. ベルト穴を増やすことができました。少し小さめの穴でも金具はキチンと通ります ベルト美錠を通してみました。これで完成です。穴に差し込む部分の美錠ピンは幅2.8mmでしたが、革は柔軟に弛みますので、直径2mmの穴でも問題なく使えます。

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