ジャンパーホック7060とは
ジャンパーホックには、「大」「小」と呼ばれるおおまかな分類があり、この#7060という番手は「小」の方になります。 手芸店などではドットボタン(小)や、ストロングホック(小)等と呼ばれていることがあります。 4パーツの付属の頭の直径は約13mmになっており、ジャンパーホック7050といった「大」の方のと比べて、どのパーツも全体的に小振りとなっています。
同じ程度の大きさのバネホックNo5よりも開閉に力が必要なため、保持力は強くなります。 厚めの布や革にお使いただく際には、このジャンパーホック7060をお勧めします。
当店ジャンパーホック7060は、 ホックを取り付ける布・革の合計厚みが4mmまでのものにお勧めしています。 4mmを超えるものに取り付ける場合はジャンパーホック7060足長をご検討ください。
アタマ(頭) | バネ | ゲンコ(ダボ) | ホソ(足) |
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表の通り、ジャンパーホックも4つのパーツで1組となっております。 各パーツについての働きについてはジャンパーホック7050にあるジャンパーホックの構造の項目をご一読ください。
「ジャンパーホック7050と7060のパーツは共通して使えますか?」とお客様よりご質問いただきますが、基本的に共通はできません。
ホックにとって一番重要な「バネ」と「ゲンコ(ダボ)」の大きさが異なるため、噛み合わせることができなくなるためです。
また、アタマ(頭)の軸・ホソ(足)の軸の太さも異なっているため、工具も別々のものが用意されています。
パーツラボでは、バネのみ・ゲンコのみといったパーツの少数バラ売りは行なっておりませんが、ご希望の方には100単位で販売しています。 ご入用の方は別途お問い合わせください。
ジャンパーホック7060(真鍮製ニッケル)
名称 | ジャンパーホック7060(ニッケル) |
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サイズ | 頭13mm、足6mm |
材質 | 真鍮 |
加工 | ニッケル鍍金 |
真鍮製のジャンパーホック7060のニッケル鍍金をほどこしたものです。 真鍮製ですから、鉄に比べて柔らかく加工しやすい上に、腐食に強いのが特徴。品質の高い真鍮の生地にニッケル鍍金をかけていますので日用品にご使用いただくのに問題ない耐久性のある品になっています。
ホソ(足)の長さが6mmですので、重ね合わせる下側が4mmまでのものにお使いください。 4mmを少し超えそうな場合はジャンパーホック7060足長をご検討ください。
尚この写真は分かりやすいように拡大していますので、ご購入の際にはジャンパーホック7060の寸法数値をよくご確認いただきますようお願い致します。 実際のニッケル鍍金の色は、ご覧のモニターにより写真と異なる場合がありますのでご了承ください。
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ジャンパーホック7060(鉄製アンティーク)
名称 | ジャンパーホック7060(アンティーク) |
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サイズ | 頭13mm、足6mm |
材質 | 鉄 |
加工 | アンティーク |
鉄製のジャンパーホック7060にアンティーク鍍金をかけました。鍍金をかけることで耐久性も上がり、日用品や雑貨にお使いいただける品になっています。 アンティークは渋い銅のようなブロンズ色で、ジーンズやデニム生地と相性がよいため、洋服のアクセントやカバンのアクセントとしてお勧めです。 素材が鉄のため、真鍮製のものより手頃なお値段の品となっています。
ホソ(足)の長さが6mmですので、重ね合わせる下側が4mmまでのものにお使いください。 4mmを少し超えそうな場合はジャンパーホック7060足長をご検討ください。
なお写真は見やすいように拡大して掲載しております。ご購入の際には実際のジャンパーホック7060の寸法数値をご確認いただきますようお願い致します。 また実際のアンティーク鍍金の色はご覧のモニターにより、写真と異なる場合がありますのでご了承ください。
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ジャンパーホック7060(鉄製ゴールド)
名称 | ジャンパーホック7060(ゴールド) |
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サイズ | 頭13mm、足6mm |
材質 | 鉄製 |
加工 | 代金鍍金 |
鉄製ジャンパーホック7060に代金メッキをかけゴールド色にしました。 代用金メッキは、下地にニッケル鍍金+亜鉛の合金をかけていますので、本物の金の色に近い深みのある金色になっています。
なお写真は見やすいように拡大して掲載しております。ご購入の際にはジャンパーホック7060の寸法数値をご確認いただきますようお願い致します。 また実際の代金メッキの色はご覧のモニターにより、写真と異なる場合がありますのでご了承ください。
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ジャンパーホック7060(鉄製黒ニッケル)
名称 | ジャンパーホック7060(黒ニッケル) |
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サイズ | 頭13mm、足6mm |
材質 | 鉄製 |
加工 | 黒ニッケル鍍金 |
鉄製の本体に黒ニッケル鍍金をかけて仕上げた製品です。 金属特有のシャープな光沢をもっており、ピカッと光りますので、角度によってはブラックというよりグレーに見える場合もあります。 マッドな質感の黒をお求めの方はご容赦ください。
尚この写真は分かりやすいように拡大していますので、ご購入の際にはジャンパーホック7060の寸法数値をよくご確認いただきますようお願い致します。 実際の黒ニッケル鍍金の色は、ご覧のモニターにより写真と異なる場合がありますのでご了承ください。
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ジャンパーホック7060入門セット
※お持ちの手打棒がどのホックのものか分からない場合、凹凸棒2本ならバネホック、凸棒1本だけならジャンパーホックの手打棒である場合が多いです。
凸の突起の大きさで、ジャンパーホック7060用と、ジャンパーホック7050用を見分けます。
名称 | ジャンパーホック7060入門セット |
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内容 | ジャンパーホック7060手打棒1本 お好きなジャンパーホック7060を1袋
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材質 | 打棒:SK鋼材(焼入れ) ホック:(ニッケルメッキ=真鍮製/ゴールド・黒ニッケル・アンティーク=鉄製) |
ジャンパーホック7060が打てる専用の手打棒と、ジャンパーホック7060がセットになっています。 手打棒をリニューアルし、SK鋼材に焼入れをいれました。 市販の安価な製品に比べて強度が高く、お買い得な品となっています。
尚、このセットには台となる打皿が付いていません。 連皿をお持ちの方は、連皿を台にして、 バネを打つ時に、頭を13mm窪みにのせて打ってください。直径13mmの頭の丸いカーブを潰さずに仕上げることができます。
打皿(連皿)、穴あけをお持ちでない方は、本入門セットで割引価格で追加できますので、ご検討ください。
手打ち工具によるジャンパーホック7060の取り付け方法は、以下のジャンパーホック7060の打ち方をご覧ください。
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ジャンパーホック7060の打ち方
取付の際には、取付け対象となる布や革、紙、テープ紐、PP樹脂などにハトメ抜き3mmやハトメ抜き4mmで穴を開け、アタマ(頭)やホソ(足)を通したあと、対になる金具を裏面から当ててかしめるのが基本です。
工具によって2種類の方法があります。 ジャンパーホック7060入門セットのような手打ち用で行う場合と、ハンドプレスを使う場合です。 手打ちの場合は、ジャンパーホック7060用の打棒に3mm強の穴あけポンチがあれば、ほぼ取付け可能です。
ハンドプレス機をお持ちの方は、打駒:ジャンパーホック7060用をセットします。 詳しくはハンドプレス機を使ったホックの打ち方をご参照ください。
手打棒をつかったジャンパーホック7060取付けの流れ
- ゴム板等の下敷きとなるものを敷いて、取り付け革(布)の所定の位置にハトメ抜き3mm等で直径3mm強の穴をあける
- 開けた穴にホックのホソ(足)を通す。連皿の裏面など、平らで硬質な台の上にホソ(足)をのせ、革・布を挟んで上にゲンコを被せて、ジャンパホック7060専用の打棒で叩く
- 反対側の革・布の所定の位置に、同じくハトメ抜き3mm等で直径3mm強の穴をあける
- 丸みのあるアタマ(頭)を下に、革・布を挟んで上にバネを被せる
この時、あれば連皿等の13mmの丸い窪みがある台を使い、ジャンパーホック7060専用の打棒で叩く
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